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はじめてのJAZZ。<差別しない>
ついにしっかりとした雪になり、寒さの影響か開くことができずにいた庭のバラの蕾は、雪が積もった重みの影響で残念ながら折れてしまいました。さて、白い雪を見て気がついたわけではないのですが、ずっと紹介してきたアルバムは黒人のものばかり、白人を差別しているわけではないんですが、ワタシの嗜好がそうなのでしょうがないのですね。

ビッグバンドの時代には白人が中心の著名なバンドもいくつもあり、1950年代以降には映画産業などが発展したウェストコーストでは作編曲の能力が高い白人ミュージシャンが集まったため、すばらしいアンサンブルやスマートなアドリブプレイを聴かせる作品が生み出されていきました。そんな白人ミュージシャンの作品を紹介しましょう。

Art Pepper/Aladdin Vol.2: Modern Art
ジャズをあまり聴いたことのない人に対して薦めるアート・ペッパーの初期の作品といえば、一般的には Art Pepper Meets The Rhythm Section を選択することが多いと思いますが、ウェストコーストジャズの端正な雰囲気とアドリブのすばらしさから考えると、絶対にこちらの作品を優先させるべきだろうと思います。麻薬の問題をずっと抱えて浮き沈みのあったアート・ペッパーですが、スタン・ケントン楽団での活躍から1950年代後半までの時期を好む人が多いのもこれを聴けば頷けますね。

このコンプリート版は確かに曲順に問題があるわけですが、オリジナル版の曲順に合わせてブルース・イン〜ブルース・アウトまで並べ替えて、それ以降にサマータイムなどを聴くようにすればOK、CDプレイヤーのプログラム機能やiTunesなんかを使っていくらでも可能なので、特にiTunes+iPodな人は気にしなくてもいいように思います。追加収録曲であるサマータイムの幽玄なアルトサックスプレイはゾクゾクします、これが聴けることの方が重要です。(1956年)

Chet Baker/Sings
トランペットを吹いて、さらに歌える人といえばサッチモことルイ・アームストロングが真っ先にあがると思いますが、白人ミュージシャンでは一番人気もあったのがチェット・ベイカーでしょう。上手いんだか下手なんだかわからない歌い方なんて言われる場合もありますが、なんともいえない声質で夜に聴くと美味い酒の肴になります。つまみいらず。

My Funny Valentine や But Not for Me をはじめとして、このアルバムでは歌のことばかり話になるのですが、よくよく聴くとトランペットの抑制の効いたフレーズは上手くバックの伴奏とバランスが考えられていて、すばらしい雰囲気を作っていると感じます。小さな音でも大きな音でも夜に聴きたい傑作です。

さて、このチェット・ベイカーという人も麻薬で苦労し、最後は転落死という悲しい結末を迎えています。ある意味間違った「憧れのジャズマン」の代表格の一人でもあります。(1956年)

Julie London/Around Midnight
白人女性のボーカルといえば、ヘレン・メリルやケントンガールズと言われたスタン・ケントン楽団に所属したアニタ・オデイクリス・コナージューン・クリスティ あたりの名前がよくあがるわけですが、あえていかにもアメリカの良い時代を象徴するような「カイデーパイオツ」な女優でもあったジュリー・ロンドンを登場させましょう。

ジャケット的には 彼女の名はジュリーVol.1 で決まりなのでしょうが、端正に歌う雰囲気が見事なこの作品を選んでみました、ちなみにこの作品のジャケットデザインは美脚を時計の針に見立てていて、LPでは金色にピカピカ光っているのだそうです、ずいぶんとまた凝ってますね。内容のほうですがスタンダードナンバーをあまり難しく崩したりせずに原曲に忠実に歌っているようなのですが、何ともいえない声の質のためでしょうか、とても雰囲気のあるジャズ作品に仕上がっている思います。黒人女性のボーカルが粘っこくて苦手という方には、さらっと特に気持ち良く聴くことができるのではないでしょうか?(1960年)

※ちなみにこの人の作品は2枚分を1枚にまとめた、2,000円くらいで買える廉価盤シリーズがありますのでそれを狙うのも手です。ただし、新品で1,000円くらいの価格のものはどうやらCCCDのものもあるようですので、環境によっては再生に問題が発生する可能性もありますので要注意です。
| しながわ | music/はじめてのjazz | 20:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
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