T-4-2

中国茶は人生、花は宇宙、音楽はすべての答え
<< May 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< はじめてのJAZZ。<滅びゆく恐竜> | main | 明けました >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| スポンサードリンク | - | | - | - |
はじめてのJAZZ。<日本人向けにこだわらない>
とっかかりにどうするのがいいのでしょう? 読書でも映画でも絵画でもそうですが、それぞれの方ひとりひとりに好みがあって、オススメできる最大公約数なんて実は無いのかもしれません。音楽に何を求めるのかによって変わってしまいますし、ここに来るまでの音楽体験がどうだったかによって、新しい出会いにおける感じ方は様々です。

せっかくここでこんな文章を読むわけですから、多くの入門的な書籍や雑誌、Webなどでは見られない切り口で、なおかつ主流を大きく外さない方向で行きたいものです。前回まではワタシの音楽体験をもとに話をすすめてきましたが、ここからはさらに私的な考えを拡張しながら、アルバムの紹介まで行きたいと思います。

ジャズの世界には時代ごとに人気があったり、後のミュージシャンへの影響力を考慮したなかで、主流となったスタイルが評論家などによって多く語られることになります。海外のことはわかりませんけれど、日本では「マイルス・デイヴィスを中心にしてジョン・コルトレーンやビル・エバンスあたりも、その影響を受けて・・・」と語っておけばOKという変な風潮が強くてヘキヘキします。まあとりあえず、ジャズに区分される音楽は色々な個性のミュージシャンによって様々スタイルが変化し、それはそんなに簡単に説明できるものではないということだけ押さえていただければ結構だと思います。

ここをずっと見てくださっている方は、最近までワタシがマイルス・デイヴィスの作品をきちんと聴かずに来たことをご存知だと思いますが、だからこそ先入観なく幅広く色々なスタイルを聴けて来たと思うのです。基本的に特定の人の変化の歴史をあんまり重視すると、「勉強」とか「研究」って感じが強くなって楽しくありません。まあそれでもあえて大きな流れを作った巨人として挙げるなら、デューク・エリントン、チャーリー・パーカー、オーネット・コールマンだと思うのです。ただ、その巨人たちのアルバムを歴史的な価値があるからということだけで買って聴くのもおかしな話で、「自称ジャズに詳しい人」の言うことを鵜呑みにしているだけでは、おそらくは楽しく聴けるとは思えないんですね、まあ、そんなしながわの書くことも全てを鵜呑みにするのは禁止です(と保険をかける卑怯者)。ともかくむずかしいこと考えずに売れ線を狙ったりした方がかえって面白いだろうと考えるわけです。芸術うんぬんでなく大衆文化の部分を強調していきたい。


またまた長くなりましたのでアルバム紹介に移りましょう、まったくもって年寄りはクドくてイカンですな。さて日本人とアメリカやヨーロッパの人との感覚の違いというものは、教育や辿って来た歴史、環境の違いによるものがそうさせるのか非常に大きくて、日本人受けするスタイルとアメリカ本国やヨーロッパで好まれるスタイルではずいぶんと異なる場合があります。ですが、日本人はピアノトリオを聴いていればOKというような薦め方はとてもいびつなことですので、ここはひとつ年代別でざっくりといきましょう。まずはチャリーパーカー以降の、ジャズが前進しながらもいちばん明るくわかり易かった時代からスタートします。

この時代の名盤としては過去に取り上げた、The Cannonball Adderley Quintet in San FranciscoSonny Rollins, Vol. 2あたり、それと前々回のようなクリフォードブラウンが聴ける作品、ビル・エバンスの諸作、歌ものではElla & Louisなんかを挙げざるおえないのですが、このページの色を出させてもらって3枚を紹介しましょう。

iconMingus Ah Um/Charles Mingus icon
どうもチャールズ・ミンガスというと難解な音楽をやっていたと思われているようですが、大きな誤解は評論家によって作られて来たのではないでしょうか。このアルバムはかなりわかり易く耳に馴染む曲が多く、小規模編成なのにビッグバンドに近い分厚いサウンドが魅力です。ジェフ・ベックやジョニ・ミッチェルがカバーをしたことでも有名な、レスターヤングを追悼して作られた曲、グッドバイ・ポーク・パイ・ハットが特に泣けます。(1959年)

John Coltrane/Coltrane’s Sound
同時期の録音で入門者向けとして、「My Favorite Things」を薦める人が多いのですが、この曲の名演は1963年のニューポートジャズフェスのものが定番なので、コルトレーンを揃えたい人以外は基本的にスルーしてもいいのではないでしょうか。やや渋めな曲が多いこの作品はコルトレーンがまだ絶叫をしていない時代のものなので、比較的聴きやすいのではないかと思います。このなかではNight Has a Thousand Eyes、Central Park Westなど特に素晴らく、変貌していくインパルス時代に触れる前にぜひとも聴いておきたい作品です。(1960年)

iconMidnight Special/Jimmy Smith icon
白状すると実はこのアルバムは持っていません(→買いました、ゴキゲン!)、ジミー・スミスはブルーノートレーベルに沢山の録音を残しているのですが、日本ではオルガンジャズの人気があまりないためかあまり話題に上ることがありません。ワタシは初期のオルガン〜ギター〜ドラムのトリオ作品を持っているのですが、なかなかホットで面白いのです。今は入手できませんが、ブルーノート復活の時のライブアルバムに収録されていたケニー・バレルやスタンリー・タレンタインとの共演がなかなか気に入っていますので、入手しずらいもののかわりにこのアルバムを出してみました。このあたりは自分も今後集めて行きたいと思っています。(1960年)

なんとも黒人の粘っこい部分が強調された作品が揃ってしまったような気がします・・・
| しながわ | music/はじめてのjazz | 23:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
スポンサーサイト
| スポンサードリンク | - | 23:33 | - | - |