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中国茶は人生、花は宇宙、音楽はすべての答え
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はじめてのJAZZ。<私的体験2>
キンクリの続きです、クリキンといえばクリスタルキングでしたし、たのきんといえばヨッちゃんが芸能界においては最後に勝ち組になったように思います。いきなりこうやって行数が増えます。

しばらくキング・クリムゾンだけでなく、ジャズやその他の色々な音楽の要素がコッソリというか勝手に入っていたロックを聴いていたのですが、だんだんにその手のヤツに飽きちゃいました。本物がイイ・・・とその「要素の部分」だけが欲しくなって来てしまったので、当時国内で流行していたフュージョンブームに乗っかってみることにしました。人気があったのは日本ではネイティブサン、カシオペア、スクエアとかですか、アメリカではアール・クルーとかボブ・ジェームスなどなど・・・でもやっぱりなんとなくペナペナです・・・妙に軽くて明るすぎるのですね、すぐに飽きてしました。

それでも、かなり以前に書いたグローバーワシントンJr.の骨太な音とか、渡辺貞夫や日野皓正のやるやつなんかは、ちょっと音の雰囲気が違うって思いました。明るくてカラっとして軟らかいのが好まれるのは、聴く側が「癒されたい」とかヌルいことを言うせいでしょうが、最近になってアメリカのネットラジオ局に目立つ、Smooth Jazzってのがこの流れでしょう、Kenny Gなんてホント、ハナクソです。

話を元に戻して(笑)、そんなとき小林克也がパーソナリティで渡辺貞夫さんが主役のラジオ番組で毎週夜中に東京FMでやっていた「マイディアライフ」を聴いていましたら、クリスマスのライブだったか何かで、渡辺貞夫さんが4ビートのジャズを楽しそうにやっていたのですね、曲はたぶん手慣れたスタンダードナンバーを演奏していたのだろうと思いますが、すごく新鮮に感じたわけです。

「これだ」と・・・

その後もこの番組では八木正夫のセロニアス・モンクに傾倒した話、宮沢昭の復帰アルバム、マイピッコロの話題など、ハマるのに十分な企画が続きました。当時はLPで買いましたので今はもう手許にありませんが、購入のための出発点になりました。(あ、はじめての・・・と書いといてまたもやマニアックな方向に・・・)

ただ、最初は何を買ったらいいかわかりませんし、今のようにインターネットで情報が集められる時代ではありませんから、ラジオ放送で聴いた曲を手がかりにするか、雑誌の名盤100選とかの企画に乗っかることになるのですね、おかげでずいぶんと駄盤も掴まされました。「特選」なんてついていても、話題性で売ろうという提灯記事があるのはどこの世界でも一緒であります。それと、ジャズの場合には表現の自由度が高い分、成功と失敗の落差が結構激しいものがあり、今聴いてもつまらないと感じたり、理解できないものもあります。最大公約数で薦められても、駄目なものは駄目なんですね。

また、たかだかジャズという音楽が発生して100年にも満たない歴史のなかで、演奏するスタイルや楽器、人数の多様性が話をややっこしくしています。酷く乱暴に大きな区分をしても、労働歌とマーチングバンド、ダンスやミュージカルあたりと親和性の高かった初期のジャズから、踊れない形式になったチャーリー・パーカー以降、自由度を高めたオーネット・コールマン以降と色々あります。当然時間が経過すると過去のスタイルの再評価も起りますので、さらに後になればなるほど複雑怪奇な状況になって「ヘンなの掴まされた」になりやすいという問題も発生します。

というわけで、比較的スタイルがブレなかった人を中心にアルバム紹介していくと、おおよそのガイドブック的な役割が出来るのではないかと思います。ただし初期のジャズですが、何しろ当時の録音技術が厳しいものがありまして、いきなりモノラルでヘロヘロの録音のものを薦めるのも気がひけます。そんなことでワタシもほとんど聴いていません、聴いたこともないものを薦めるほど失礼なこともありませんので、紹介する作品に多少の偏りはご勘弁ください。古い時代のものは、ミュージカルを中心に名曲が生まれた頃ですので、今後はワタシも聴いて行きたいと思っています。

ここまでついて来てくださった方々に感謝しつつ最初の紹介です。わかりやすくて比較的入手しやすいアルバム、そして有名なミュージカルなんかで使われたスタンダードが入っていたら嬉しいものをセレクトしてみました。しながわ風味でちょこっと味付け。

Clifford Brown / Max Roach/Clifford Brown & Max Roach +2
1950年代の中盤となり、レコードもLPの10インチや12インチ盤が普及してきた結果、曲のテーマと演奏者の少し長めなソロを含む起承転結がいつでも家庭で再生できるようになったのですね。華麗な音色と親しみやすい人柄で多くの演奏者やファンに人気があった、天才トランペッターの好調な演奏が聴ける名品です。(1954年)

Wynton Kelly/Kelly Blue
ワタシがLP時代に持っていたアルバムで、ウィントン・ケリーの作品はピアノトリオ作品とともにずいぶんと聴き込みました。1959年の録音で、明快なテーマと編曲が気持ちいいジャズが聴けます。このセッションに参加しているベニー・ゴルソンは不慮の事故により亡くなった前出のクリフォード・ブラウンを追悼した名曲「アイ・リメンバー・クリフォード」の作者で、奏者としてより編曲などで力を発揮した人です。(1959年)

Sarah Vaughan/After Hours
歌ものを出してバランスをとりましょう、ジャズボーカルを別物として扱ってしまう傾向がありますが、古いスタイルのジャズから電子楽器が入って来た時代まで、スタイルや時代にこだわりすぎずに並行にあげていく必要があると思います。

サラヴォーンは以前に出したクリフォード・ブラウンとの共演作が有名ですが、それ以降も良い作品があります。なかでは入手しやすくて、聴いたことのある作品を出しておきます。アフター・アワーズって言葉はライブの仕事の後のことをさすようで、そんな後の時間に仲間の前で気楽に歌いましたっていう雰囲気の作品にしてみましたってことらしいです、いかにも「適当さを重視するところ」がステキです。(1955年)

こっそりと敬愛するクリフォード・ブラウンがからみました。選んだ時は全然意図しなかっんですけれど、スパっとハマるのがジャズ的で、思わずニヤリ。
| しながわ | music/はじめてのjazz | 20:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
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