まずはCnetの記事
植物に水やりするタイミングを電話で通知 Botanicalls
ニューヨーク大学の大学院生たちが開発したのは、植物の思いを人間に伝えるシステム「Botanicalls」。土に配置されたモイスチャーセンサーが無線でゲートウェイに情報を送信。
植物が本当に伝えたいのは「水をくれ」の場合もあるだろうが、「もうお終いにしてくれ」ということかもしれないし、ただ水をやっていればいいというものではない。言葉は選ばなければいけない。
たしかにIT関連の研究としては正しいのだろうし、先々オフィスや公共施設などでの観葉植物用のシステムとして、自動注水の装置などと組み合わせると有効なものが作ることができるのかもしれない。
繰り返し書いているような気がするが、植物とかかわるということは、生命の喜びを体験するだけではなく、同時に死も見つめていくことなのではないかと思う。犬や猫などの身近な動物たちとはまた違った、喪失感の少なめな緩やかな死ではあるが、それがあるからこそ自分の生活に良い意味で起伏ができる。平凡な日常の中にも小さなドラマ、そして「起承転結」が必要なのだ。そこには電子的なセンサーや無線システムはいらない。
今年の春にせっかく買ったサントリーのカリブラコア「ミリオンベル」が瀕死の状態になった。ウチにある植物の中で最も強いと思っていたのが間違いのもと、鉢の置き場所が悪く、大雨の後にどうやら風通しが悪く高温になりすぎたか、その前後に使った液体肥料が強ぎた可能性があり、愛情が足りなかった結果がコレだ。緊急の対策として強剪定してみたが、どうも復活の可能性は低そうである。
生きるものはいつか死が訪れる。そのことは頭ではわかっているはずなのだが、死を怖れることのないままでいられるほどに強くはない。そんな状態で急激に再開した暑い日々に不十分な睡眠と闘いながら、今年は夏をあまり楽しんでいないことに気がつく。横浜の花火は逃してしまったし、変に中途半端な季節の動きについていけていないのだろう。きちんと立ち止まることが必要な時にはしっかりと止まって、前進する力を蓄積しておきたいものである。
ああ、なんとも抽象的な話で恐縮してしまうねえ・・・
今日の一枚は佳曲が並ぶこの作品。スティービーワンダーの作品としては、個人的にはTalking Bookよりも好きなアルバム、ずっとずっと聴いていたい。
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